アマンリゾーツとは
極上のおもてなし、贅沢かつ小規模なリゾートホテルで有名なアマンリゾーツ。
「アマン」という言葉は、古代インド語、サンスクリット語で「平和」という意味です。創設者はエイドリアン・ゼッカ。
1988年、アマンリゾーツ初のリゾートホテル、アマンプリがタイのプーケットに誕生してから30年経ちましが、未だに表立ったメディア宣伝はせず、口コミのみという、他の一流ホテルとは一線を画すホテルグループです。
しかしながら、ホテル通の間ではアマンジャンキーという言葉も生まれる程、人気があるホテルブランドです。
アマンのこだわり&特徴
ホテルの部屋数は平均して55部屋以下に抑え小規模でありながら、行き届いたサービスを提供します。どこの一流ホテルも同じではあるが、サービススタッフはゲストの顔や名前を覚え常に最高のカスタマーサービスを提供しなければなりません。
アマンファユンでの実体験
チェックインのためのレセプションも設置されていないため、ゲストは到着すると、冷たいタオルやお茶などを提供され、その後レジデンシャルマネージャーや支配人との談笑を楽しみ、ゲストアシスタントがホテル内の案内や客室設備の説明をし、客室内でデポジットの預かりなどの作業を行います。
またアマンの特徴として歴史背景、地域環境に合わせて個々のホテルを建設、運営していることです。ホテルのビラもその国、地域、風土に合わせた作りになっており、非常にユニークです。
例えば、中国杭州のアマンファユンは昔、農家の村人が使っていた集落を復元し中に47のビラ風ホテルを建設し、極力、昔の景色や建物をそのまま残したリゾート作りをしました。
地元の寺院や茶畑なども歩いて行ける距離にあり、都会とは違った昔の中国を体感できます。
日本でのホテル展開
2018年現在、アマンリゾーツは33のホテルを21ヵ国で運営しています。
日本では、2014年に東京にアマン東京、2016年に三重県の伊勢志摩にアマネムが相次いでオープンし、国内はもちろんのこと海外からの富裕層宿泊客の獲得も期待されます。
アマン東京
日本初のアマンリゾートは東京の大手町。ダイナミックな都会と繊細な日本文化が融合した客室84室の都市型高級ホテル。東京駅、皇居、日本橋からも近く観光やショッピングに大変便利です。
アマネム
アマン初の温泉を有するリゾートは三重県の伊勢志摩にあります。24室のスィートルームと4棟の2べットルームビィラの合計28室。
日本旅館独自のきめ細やかな気配り、もてなしなど最高のサービスが期待できます。
アマンリゾートでは2019年11月にアマン京都をオープン予定、今後さらに日本でのホテル展開も視野に入れているようです。
日本は他の観光先進国と比較して最高級ホテルの数が絶対的に少ないと言われています。こういった高級ホテルが増えることで、海外富裕層の訪日の機会が増える可能性も大いに予想されます。
まとめ
- アマンリゾーツは、知る人ぞ知るラグジュアリーホテル。
- 現在、日本でも2つのアマンホテルを運営しています。
- 今後さらに日本にホテルを増やす計画もあり、日本のインバウンド観光に良い影響を及ぼす事を期待できます。