【新たな観光ルート】訪日外国人を呼び込む新しい旅の道線

今後の訪日観光

2013年、和食のユネスコ無形文化遺産登録から始まり、2019年世界ラグビー日本開催、2020年東京オリンピック開催など、近年日本は食、安全性、文化など色々な分野で世界からますます注目を集めている。

 

それに伴い近年、訪日外国人の数も836万人(2012年)から1974万人(2015年)と約2倍に増加している(参照:明日の日本を支える観光ビジョン)。

さらに、日本政府は2020年までに4,000万人(2015年の約2倍) 2030年までに6,000万人(2015年の約3倍)と訪日外国人旅行者数の増加を目指し、積極的なPR活動、宿泊施設数の増加など対策を進めている。

 

これからのインバウンド観光事業も必然的にシェアリング・エコノミー、ICT(インフォメーション・アンド・コミュニケーション・テクノロジー)、ソーシャルメディア等をを考慮した上で行うべきである。

新たな観光ルート

地方観光の活性化は日本の観光業にとって非常に重要である。

地方に外国人旅行者が訪れることで、地域に活気や経済効果を生み、雇用が生まれ、若者の地方離れ(都会や海外移住)を熟考させる効果があるだろう。

 

従来の訪日外国人の旅行ルートは主にゴールデンルートいわゆる(東京、箱根・富士山、京都、大阪)を一週間程での周る日程だったが、今後さらに地方活性化旅行業の発展(、インバウンド事業での経済効果、地域活性化、2020年の東京オリンピック開催などを控え、訪日外国人旅行者の地方への拡大が見込まれる。

 

地方には、都会にあるような歓楽街、ネットカフェ、快適な宿泊施設などは存在しないが、昔ながらの、建物、素朴な風景、郷土料理など外国人に魅力的に映るものが存在する。

 

五街道は江戸時代に、大名が参勤交代等のため利用した東京、日本橋から各地方へ繋ぐ陸上の交通路。五街道以外にも、全国には多数の街道が存在する。以下は五街道

 

東海道五十三次日本橋~京都)東海道五十七次(日本橋~大阪)

 

 

 

  • 中山街道 (日本橋~下諏訪)六十七次

 

 

 

旅の道中には、旅人が休憩や宿泊ができる宿場町が設けられ賑わいを見せていた。

現在も残る宿場町には今も昔の住居、人々の暮らし、昔と変わらぬ景色、地元料理など旅行者を満足させることができる要因が揃っている。

 

また、五街道にとどまらず日本全国には街道沿いに多数の宿場町が存在し、現在でも幾つかは昔ながらの原型を保っている。

 

参考資料

 

明日の日本を支える観光ビジョン 国土交通省 観光庁 2016年

 

シェアリング・エコノミー―ソーシャルメディアを活用した新たな経済 総務省 2015年